大日本帝国の戦略

二次大戦当時、大日本帝国はどうするべきだったのか。大東亜共栄圏を完成させるべきであったといえる。 まず、日本は大陸国家ではなく海洋国家である。これは周りを海に囲まれているのだから変わりようのない事実だ。そのうえで彼らは満州国を建国し、そのう…

戦争の是非

Bonjour, monsieur ここまで戦術について扱ってきたが、そもそも戦争をするべきなのだろうか。古代の名将、孫氏と呉子に学ぶ。 戦争とは武力の伴う政治であり、政治の一つの手段に過ぎない。その逆であっては決してならない。外交で決着がつくのが最善である…

横陣と縦陣

Bonjour, monsieur 今回は前回扱った横陣と、対をなす縦陣の激突、川中島の戦いについて書いていきたいと思います。 縦陣・・・横陣と対をなす。縦に長い陣のこと。横の厚みが薄いので横撃に弱く、横撃を受けるとすぐに前と後ろに分断されてしまう。一転に攻…

横陣

Bonjour, monsieur 前回紹介したカンナエの戦いでは、ローマ、ハンニバルともに横陣をしいていた。 横陣・・・横に長い陣のこと。縦の厚みが薄いため、陣を割られて後背に回り込まれる可能性は高かった。しかし、遊軍は少なくなるためその軍の最大火力を敵に…

ハンニバル・バルカ

Bonjour, monsieur 今回は包囲殲滅戦の天才、ハンニバル・バルカを紹介したいと思う。「バル神の申し子」という意味のハンニバル。古代ローマ帝国を最も苦しめた男として名高い天才です。第二次ポエニ戦争、またの名をハンニバル戦争その名の通りローマvs…

外線作戦と内戦作戦

Bonjour, monshieur 前回扱った内戦作戦は言葉を換えれば二正面作戦ということ。よほど自分の軍に自信がない限り、自ら進んで行う作戦ではない。二正面作戦を行った例として、わかりやすいのは両大戦でのドイツだ。一次大戦のドイツはオーハンに巻き込まれた…

内戦作戦

Bonjour, monsieur 昨日扱った賤ケ岳の戦いですが、どうしたら柴田軍は勝つことができたでしょう。彼らは少数の兵力で外線作戦を行ってしまったために負けてしまいました。 賤ケ岳の合戦図 少数ならば、外線作戦とは反対の作戦、内戦作戦をするというのも一…

外線戦術

Bonjour, monsieur 皆さんは賤ケ岳の戦いを知っていますか?柴田勝家と豊臣秀吉が雌雄を決した戦いです。合戦は下の図のように推移しました。 賤ケ岳の戦いの合戦図 柴田軍:30000豊臣軍:50000柴田軍は大岩山を奪取することで、余呉湖を使った半包囲をしよ…