内戦作戦

Bonjour, monsieur

昨日扱った賤ケ岳の戦いですが、どうしたら柴田軍は勝つことができたでしょう。彼らは少数の兵力で外線作戦を行ってしまったために負けてしまいました。

f:id:sochansan:20200406153047p:plain

賤ケ岳の合戦図

少数ならば、外線作戦とは反対の作戦、内戦作戦をするというのも一つの手です。

内戦作戦・・・弱者の戦法といわれていて、守勢的な作戦。敵軍のほうが多いとき、戦線が二つ以上あるときなどに使われる。一つの戦線に主力を投入して敵を撃破し、その間は他の戦線は最小限の戦力で防衛する。片方の戦線がかたずいたら、もう一方に全力を傾け、これを撃破するのが内戦作戦。

幸い、この戦場には余呉湖という軍の通行不可能な地域があります。この地域を使って、敵戦力を二分し、各個撃破することも可能なはず。

佐久間軍は史実通り大岩、岩崎山を攻略、保持しようとするが、勝政軍が賤ヶ岳を奪取できず、両軍退却。これを追撃しようと丹羽軍が出てきたところを前田軍も含めた三軍で撃破。撃破している間は不破軍が木村、木下軍をけん制する。丹羽軍は7000、たいして柴田軍は10000強なので撃破可能と考えられる。さらに援軍が桑山軍からくるはず。これも1000名程度なので撃破可能と思う。そのまま賤ヶ岳を奪取し、戦線を膠着させる。そうすると、秀吉は賤ケ岳攻略に動くのではないかと思う。秀吉軍は15000ほどなので、佐久間軍と勝政軍が協力すれば食い止めることはできる判断した。もしできなくとも、権現坂まで下がりつつ遅滞防御をすればいい。その間に、勝家軍と毛受軍で堂木山まで進軍しつつ、敵軍を撃破していく。前田、不破軍も呼応して動く。そうすると、羽柴両軍の合わせて30000のみが敵の戦力となり、戦力は同等。たぶん佐久間軍は権現坂まで後退していると思うので、ここで前田軍も援軍とし、秀吉を抑えてもらう。秀長軍は勝家軍を撃破して、包囲しようと動くと思うが、これは戦上手の勝家が撃破できる。そして、逆に包囲をすることで勝てるのではないかと思う。

このように内戦作戦は弱者の戦術であり、勝つのは相当難しい。兵力も兵站も整った状態で行う外線作戦が最もいいに決まっている。

Bonne jornee